風の誘いU Mind of Shikoku

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<<   作成日時 : 2011/10/22 09:37   >>

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遭難防止の観点で書込みがありましたのでトラックログを公開します。
沢の近くを除き、登山道よりも歩きやすいルートです。
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最後の沢の近くは傾斜が20°程度ですが、特段危険なルートではありません。
ただし、名頃からのアプローチは長くなりますので使う意義はあまりありません。

以下に経緯を示します。
・・・ご参考になれば幸甚です。
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10時30分、名頃登山口から登行開始。
山頂から青ザレ頂部まで縦走後、引返し山頂小屋を15時に下山開始。
(入山が遅いので下山開始を15時と登る前から決めていた。)

平尾谷を目指して下っていたが、途中、登山道を右に外れる。
外れてから300m程度は明瞭な踏み跡がある。
(ケモノ道ではなく、かなりの人が歩いた跡)
道を外れる手前で旧の登山道に平行して、すぐ北の尾根に新しく道ができている。
そのため、そのまま尾根伝いに左へ折れずに直進。
(新しい道が尾根道なので、もう少し尾根道が続くものと錯覚)
・・・ここが罠に落ちるポイント。

暫く進み、踏み跡が明瞭でなくなる。
道を外れたことに気づいたが、前方200mを別パーティーが先行していたので、
疑問に思わず、後からついて行く。

歩きやすいなだらかな尾根で、地図のB地点へ向かっていると頭の中で考えていた。
先行グループが躊躇なく進んでおり、迷っているとは見えず、疑うことなく後をついていった・・・

まもなく、広く開けた三角点に到達。
(三角点があるなら道があるはず、と思ってしまった)

その先もなだらかな尾根道が続き、さらに下山。
傾斜が急になり、左にザレの最頂部が見えてきて、傾斜の緩いザレの左岸に下る。

高度を下げるにつれ、傾斜が急になり、彼らの下山スピードが落ち、まもなく合流。
林道の終点への方向が間違っていないので、そのまま進むことにする。

傾斜がきつくなると、お子様より、奥様達の歩行が極端に遅くなり時間を要した。
やがて、四ツ小屋谷川の沢まで下りたが、女性と幼児には無理だと判断して進むのを止めた。

もう一人、登山者が合流していたが、彼は一人で沢を下って行った。
結果的にその方は、難なく下山できた・・・

時刻は、16時45分。
全員が集まって、GPSデータとお互いが持参した地図で、所在地と方向を検討。

300mほど登りかえし、左斜め下へ降りればいいが、先ほどの下山速度から判断してビバークを決意。
暗くなるにはまだ約1時間程度あり、明るいうちに薪を集めた。

携帯電話は、沢まで下りるとドコモはアンテナが立つがつながらない。
メンバーの2名が持っていたAUだけはつながり、消防に連絡。
GPSデータの緯度経度を伝え、現在地から下山口までのルート確認を依頼。

その際、今夜は野宿すること、全員が怪我なく無事であることを伝えた。
現在地を把握しており、捜索の必要はないことも伝えた。

男性2人1組で、ヘッドランプを装着し、林道との交差地点を探しに探索したが暗くて見つけられなかった。
夜が明けて、明るくなってから先発隊を出し、ルート確認することに決めた。

服装は、大人は上着のジャケット等を持参しており、充分に防寒できた。
子供たちは、富士登山で買った防寒ジャケットがあり羽織って横になった。

山頂で15時前にはガス、風向は南東で、剣山はまだガスがかかっていなかったことから雨を予想。
野営地点は、雨に濡れないであろう、付近でいちばん大きなダケモミの下に決めた。

朝、6時になり十分に足元が明るくなってから、男性2名で下山ルートの安全確認に先発。
30分後に林道終点まで到達し、目印のテープをとりつけながら帰還し、7時15分にビバーク地点に戻った。

7時30分、全員で下山を開始。
ロープを使い、慎重に沢を渡り、8時45分に全員が林道終点に到着。

林道終点の東屋で、出動の警察と消防に、下山を伝え、事情聴取を受ける。
その後、メディア各社のインタビュー攻め。
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【追伸】 
・GPSは非常に正確な位置を示した。
・高度計も正確に標高を示した。
・国土地理院の地形図でも、描かれていない沢や崩落が多数あった。
・ビバークした1250m地点は地形図では広葉樹林の表示だが、実際は針葉樹林(モミ)帯。
・コンパスは正確には方位を示していなかった(誤差が大きくあくまで目安)
・正確な方位は夜間の月の軌道から計測した。
・ダケモミの木の下はほとんど雨が落ちてこなかった。
(当日はザーっと音がするほど驟雨に数回見舞われた。)

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GPSの普及と道迷い遭難。
GPSの普及と道迷い遭難。 『山と溪谷 2112年2月号』 2011年10月三嶺での 道迷い遭難事故 についてとりあげられていた。 「プランニング(どのルートを歩くかという計画)と、ある程度のルート維持(正しいルートを見極めること)は自分でしなければなりません」 村越 真 静岡大教授 「GPSで現在地や歩いてきた軌跡(ログ)を把握できたとしても、正しい道に戻るにはスキルが必要なのだ。」大関直樹 「遭難防止の観点」で 遭難者ブログに トラックログ が公開されています。 http://492681... ...続きを見る
趣深山 山行記録
2012/10/06 02:13

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