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25日の大歩危駅「わんこ市」のお礼と慰労に伺ったら「宴会」になってしまいました。 歩危マートでの臨時「キッチン会議」に・・・ 話しこんでいるうち、大歩危駅活性化協議会メンバーが続々と集まって・・・ いつの間にやら、食卓に「ボケ鍋」まで登場。 おおっ、本場でいただく、正統派ボケ鍋! 肉も魚も使いませんが、なんでこんなに味にコクがあるのか? 料理のセオリーを越えた不思議な鍋ですが、美味。 小皿にそば粉を熱い出汁で溶いて具材を食します。 しかしまあ、田舎の駅の、たった1日のイベントにここまでやるか?という地元パワー。 電気、塗装、運搬、設営、販売、片付け・・・あっという間に役割分担が決まりやってのける。 「酒がテーマじゃけん、杯型のおっきょい看板つけてみたんよぉ」 「雨に濡れたらあかんけん、FRP加工しといたんよ」 ・・・そんなことを平然と。 恐るべし、大歩危パワー! 地域で何かイベントを行おうとすると、地域の人々の協力体制が不可欠です。 ここの人々は、もともと「協働生活」の下地が整っているようです。 企画書や書面はなし、説明会もなし、予算もない。 「うん、やろう!、と決まったら、3分で話がまとまるんよ。」 絶妙なチームワークで最高のパフォーマンスを引き出す・・・ 組織人としては、教えられることがたくさんあります。 ここの人たちにはドラッカーの経営の書物なんて必要ない・・・ そもそも、厳しい秘境の地で暮らしを支えるために様々なチームワークが存在して機能しています。 辺境の山村で、村人たちだけの手で、かずら橋や高地集落を維持してきた訳です。 植物の蔓で作った「かずら橋」は原始的と評されるかも知れませんが、土木工学的には優れた形状です。 現代の長大橋は、みんな吊り橋で作られますが、設計思想は同じです。 荷重を吊り橋の張力に分散させてすこぶる強い橋を、長年、村人の技で作り続けてきました。 そういう地域だからこそ、あのかずら橋が守り続けられた訳です。 白川郷の家屋の萱の吹き替えを協働作業で行うのと同じ、連帯し結束したコミュニティが存在します。 酒祭りのレセプションにしてもそう・・・ こういうのを会社で実施しようとすると、手間の大半は説明会と資料づくりに費やされてしまいます。 大抵は、議論されているのが、来賓の着席順序や誰がアテンドするかの細かい話・・・ デオッちは昭和63年から「宣伝」という業務に携わりました。 以来、商品企画、販売促進の立場で全国の「観光宣伝誘致促進会議」に出席してきました。 観光課長が登壇して、延々とイベント実施計画を読みあげる会議のなんと多いことか。 申し訳ないのですが、全く印象に残りません・・・やるだけ無駄です。 東北3県の観光キャンペーンの主催者あいさつで、芭蕉の「奥の細道」を朗々と語った人がいました。 翌日、エキスカーションで聞いた山寺の蝉の声・・・30年経った今でも心に響いています。 イベントの目的は何か? という視点で、パフォーマンスを最大に引き上げようという意識は薄れます。 「無難」が第一、「印象」は二の次・・・管理者がそう思ったら、チームワークは生まれません。 大歩危の人々はこう言います。 「私ら、真剣に遊んどんよぉ」 ・・・ほぉ、遊びかぁ。 でも少しは事業性と収益性も考えて、くたびれ損しないでくださいねぇ〜! 大歩危周辺には農村舞台が5か所残っています。 舞台の背景として襖絵がありますが、それを観光資源に活用しようと活動が始まっています。 江戸時代、歌舞伎と共に文楽(浄瑠璃)が一大ブームになります。 藩政時代、藍や煙草で繁栄した阿波藩の農村では、村々に舞台を築き、役者を招き公演します。 背景の襖絵も趣向を凝らし、阿波の舞台は、何枚かの襖を組み合わせた「からくり襖絵」で構成されます。 襖は上下左右に回転し、一瞬にしてそれまでと違った背景になります。 絵の組み合わせと、操作の方法により何十通りもの背景を作りだします。 上方の文楽の他に地方で浄瑠璃の上演が行われていたのは、阿波と阿波路(淡路)しかありません。 指定すら受けていませんが、襖絵は文化財であり、襖の操作技術は無形文化財です。 あっと言う間に襖絵が変わる・・・その秘密が「からくり」です。 襖と、扉板との間の僅かな隙間(つまり遊び)が一瞬の操作に必要なものだと言います。 大歩危でのあっと言う間のイベントの展開と重なります。 襖も物事も、うまく回すには「遊び」が必要なのだと・・・ ちょっとだけ、「からくり」を見せてもらった気がします。 お願い ランキングに参加中です。Please Push! ← |
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凄いですね 何をするにも自分が何をして |
コタツお父さん 2012/02/28 21:22 |
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